中学生の頃に読んだ漫画で、ピアニストを目指していた女性が、練習のし過ぎで腱鞘炎になり、ピアニストをあきらめる、といったストーリーのものがあった。
そのため、腱鞘炎はピアニストがなるもの、といった固定観念ができてしまったが、実際、腱鞘炎は、楽器の演奏をしているプロのミュージシャンやテニスプレーヤーなどのスポーツ選手にとって職業病の一つのようである。
ところが、インターネットの普及によって、一日中パソコンのキーボードを叩いていたり、毎日スマホを長時間使用していたり、ということが原因で、普通の生活を送っていながら腱鞘炎にかかる人が増えているそうだ。腱鞘炎にかかると、親指の付け根などに痛みや腫れが起こり、指を伸ばしたり広げたりしづらくなるということである。
腱鞘炎は女性の方がなりやすいそうで、更年期以降の高齢女性は特に注意が必要である。
私はスマホ中毒というほどではないものの、暇があるとついスマホを見てしまうし、パソコンの使用時間も長いので、まさかと思いながらも心配になってきている。
親指の付け根が痛いからといって、必ずしも腱鞘炎とは限らず、母指CM関節症(変形性関節症の一種)であることも多いようだ。
こちらも、高齢になると発症しやすく、痛みがひどくなって日常生活に支障が出る場合もある。
いずれにしても、指の付け根に痛みを覚えたら、早めに病院で診てもらった方がよいということは間違いない。

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